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「Experiment Pauper!!」 
 

Tatsuo Sekimoto

 Bigmagicのイベントでは恒例のステージイベント。bigmagicopen Vol.3では何やら“新顔"のステージイベントがあるようで。
その名も「エクスペリメント・パウパー」。パウパーってあのPauper?


Pauperって何?

 PauperとはMagic Online(以下MO)認定フォーマットの一つで、コモンだけで構築されたデッキで遊ぶフォーマットです。Pauperとは「貧困者」「持たざる者」という意味で、貧乏デッキを由来としています。
しかし、「持たざる者」と侮るなかれ。コモンにも強力なカードはたくさんあり、中でも青単の《秘密を掘り下げる者》から《思案》という動きはエターナルと遜色ありません。
また、多様性のあるフォーマットでビートダウン、クロックパーミッション、コントロール、コンボと幅広いアーキタイプがあります。以外となんでも組めちゃうフォーマットなのです。

 但し、コモンの定義は「MO上でコモンとして収録されているカード」であるため現実のコモン限定構築とは少々事情が違います。
例えば、強力な手札破壊である《Hymn to Tourach》はMOではコモンとして収録されているセットがないため使うことが出来ません。逆に現実ではコモンとして収録されたことが無い《チェイナーの布告》はVintage Mastersではコモンで収録されているため使うことが出来ます。
このように少し違いがあるとともに、Pauper独自の禁止カードもあります。


・禁止カード
《雲上の座/Cloudpost》
《頭蓋囲い/Cranial Plating》
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《ぶどう弾/Grapeshot》
《激励/Invigorate》
《時間の亀裂/Temporal Fissure》


「え、なんでこれ禁止なの?」というカードから「コモン限定だとこれは駄目だよなぁ」というカードまで色々。ですが、禁止されているカードの大半は強力なコンボになり得るカードです。

と、前置きが長くなってしまいましたがイベントの様子をお伝えしましょう。
今回のステージイベントでは白単、青単、黒単、赤単、緑単、青緑トロンの6種類のデッキを用意しました。プレイヤーにはその中からお好きなデッキを選んでもらいました。



一人の目の挑戦者はPauper経験者。MOで遊んでいるとのこと。
「フェアリーが強い!…のは知っているからここは敢えてトロン!」と男気のある選択。本人曰く、トロンを回すのは初めてとのこと。
黒田プロは赤単ゴブリンデッキを選択。



司会のせれの合図で試合スタート。ギャラリーも固唾を呑んで試合を見守ります。
試合は黒田プロがゴブリン・トークンをずらずら並べるのに対し、挑戦者は《彩色の宝球》や《彩色の星》といったドローを含むマナフィルターを絡めて確実にウルザランドを揃えていきます。



たかがコモン。されどコモン。みんな集まれば14点!
コモンだけとは思えない火力で挑戦者のライフはあっと言う間に1に。
そのまま押し切られ黒田プロの勝利。

挑戦者「《とどろく雷鳴》が引けたら一掃出来たのに…残念」





自前のPauperを持ち込む猛者も。聞くところによればモダンのボロスバーンにも勝ったとか!
挑戦者のデッキは赤黒吸血鬼デッキ。《血溜まりの洞窟》タップインからのスタート。確かにこの土地はコモンながら強い!



《吸血鬼の裂断者》や《血に狂った新生子》などコモンとは思えないほど優秀な低マナコストのクリーチャー達が立ち並び圧倒するか…



と思われたが、黒田プロの白単デッキも《戦隊の鷹》から《三つぞろいの霊魂》。
さらに《護衛の誓約》で一挙24点の大ダメージ!勝負は黒田プロが勝利。
実は赤黒吸血鬼デッキ側にも同様のギミックがあり、《吸血鬼の怒り》で殴りきるのだとか。


あれもこれもみんなコモン!でも楽しい!
皆さんも一度Pauperで遊んで見ませんか?




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