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プロツアー「タルキール龍紀伝」予選 in 横浜 Round9 石原 隼(神奈川)vs石田 龍一郎(静岡) 
 
 
by 林 翔也



 19点台の二人、ここで勝てばSEに残れる確率が高い。負けたら終わりと言うことでもあり、今までの勝ちを水泡に帰さぬようここは何としてでも勝っておきたいところだろう。


GAME1


先手の石田は2ターン続けて占術ランドの石原に対し《羊毛鬣のライオン》の攻撃を通す事に成功するが、土地が2枚でストップ。《胆汁病》により《羊毛鬣のライオン》を失い苦しい石田だが、すぐに3枚目の土地を引く事に成功、《先頭に立つ者、アナフェンザ》を着地させ何とかクロックは継続。

 石原は《クルフィックスの狩猟者》で未来を予見、土地が見えたので《吹きさらしの荒野》で占いなおすが、めくれたのは《砂草原の城塞》。《羊毛鬣のライオン》を戦線に加えてターンを渡した石田だが、次に見えたトップである《太陽の勇者、エルズペス》を見て苦しい顔。

 5枚目の土地として見えていた《砂草原の城塞》をセットし、《太陽の勇者、エルズペス》にリーチ。石田はとにかく今は攻めなければならないと攻撃を敢行しようとするが、《アブザンの魔除け》により《先頭に立つ者、アナフェンザ》は除去される。5枚目の土地が置けないまま《羊毛鬣のライオン》がアタックに向かうが、これを《クルフィックスの狩猟者》でブロックされる。《アブザンの魔除け》のパンプモードで《クルフィックスの狩猟者》を退けたが、石原の手札には6枚目の土地。そのまま出てきた《太陽の勇者、エルズペス》は5/5になってしまった《羊毛鬣のライオン》を吹き飛ばし、《英雄の破滅》が無い石田は《先頭に立つ者、アナフェンザ》を自陣に加えるのみとする。



 《太陽の勇者、エルズペス》が主人と自身の身を守る為の兵士を配置し、さらに起動マナを確保して出てきた《黄金牙、タシグル》を召還。墓地に何も呪文が無い状態で起動すると、落ちた2枚は《対立の終結》と《アブザンの魔除け》。この二拓は《対立の終結》が選ばれる。

 石田は《英雄の破滅》で《黄金牙、タシグル》の方を除去するが、これで気兼ねなく《対立の終結》がプレイできる石原。ゲームを終結させるべく《対立の終結》で全てを流し、《太陽の勇者、エルズペス》が今度は攻める為の兵士を呼び寄せた。

 《風番いのロック》でお茶を濁そうとする石田だが、《クルフィックスの狩猟者》を置いた後の《アブザンの魔除け》で《英雄の破滅》がドローされた事を確認した石田はこのゲームを投了。

石原 1-0 石田

GAME2

 石田、じっくりと考えた後に7枚をキープ。《疾病の神殿》の選出で力強く上に置いた石田、2ターン目に《思考囲い》を2連打。《対立の終結》《異端の輝き》《アブザンの魔除け》《サテュロスの道探し》《残忍な切断》《平地》《静寂の神殿》から《異端の輝き》と《残忍な切断》を落とす事に決定。

 またもや2ターン連続で占術土地を置く石原へ石田から《羊毛鬣のライオン》が送られる。まずは《サテュロスの道探し》で下準備とあくまでもゆっくりとした石原に対し、石田は《真面目な訪問者、ソリン》を追加。マイナス効果で吸血鬼を作り出し、《包囲サイ》を繰り出した石原に対し《羊毛鬣のライオン》を怪物化させ《真面目な来訪者、ソリン》のプラスによって強化された吸血鬼が石原に攻撃。



 《羊毛鬣のライオン》を立てられた石原だが構わずフルアタック。ブロックされた《包囲サイ》に《アブザンの魔除け》を使うことで《真面目な来訪者、ソリン》を退場させる事に成功。しかし石田は《包囲サイ》をさらに戦力として追加。その《包囲サイ》は《アブザンの魔除け》で無に帰すが、石原の《包囲サイ》も《英雄の破滅》でいなくなり全ての攻撃が通る。石田の《羊毛鬣のライオン》は最後まで止まる事は無かった。

石原 1-1 石田

GAME3

 再三の《羊毛鬣のライオン》スタートの石田だが、今回は後手。すぐに《アブザンの魔除け》で対処される事となった。
《始まりの木の管理人》を3/3に変えてターンを返した石田に、少し考え《アブザンの魔除け》を2ドローに変える石原。4枚目の土地である《砂草原の城塞》をセットし手札にある《太陽の勇者、エルズペス》を出す為の準備を着々と進めるが、石田の《思考囲い》によりその目論見は崩れる。ほかに見えたカードは《英雄の破滅》《残忍な切断》《クルフィックスの狩猟者》《異端の輝き》《コイロスの洞窟》と除去まみれ。石田はこの除去をかいくぐらなければならない。

 石原が出した《クルフィックスの狩猟者》は《疾病の神殿》をもたらし、《英雄の破滅》を石田に晒した所で《英雄の破滅》により除去される。石田は《始まりの木の管理人》で攻撃するが、先程の《クルフィックスの狩猟者》を含めて墓地が4枚になり、立っている1マナと合わせて《残忍な切断》で葬られる。

 石田も《クルフィックスの狩猟者》をプレイし《ラノワールの荒原》を予知したが、見えたのは《疾病の神殿》とあまり嬉しくない。石原はそのままターンを返し、《ラクサーシャの死与え》を確認した後に《英雄の破滅》。石田は《包囲サイ》を出すものの、見えていた《異端の輝き》で宙に舞う光へと誘われた。

 しかしこの状況での《ラクシャーサの死与え》は強い。石原の《太陽の勇者、エルズペス》も兵士3体を出したところで《英雄の破滅》で生涯を終え、石原はこの兵士で《ラクシャーサの死与え》の攻撃を耐える立ち回りとならざるを得ない。さらに《包囲サイ》と、手札の薄い石原に対しプレッシャーをかけ続ける。

 石田有利に傾いたかと思われたその時、石原が繰り出したのは《頂点捕食者、ガラク》! 《包囲サイ》を討ち取り、さらにライフを回復し23とする。

 このプレインズウォーカーは兵士によって守られ、1ターンで落とす事は出来ない。《ラクシャーサの死与え》を追加で投入するも、3/3の接死トークンにブロックされると4マナを払わなければ《ラクシャーサの死与え》を保持でず、さらにトークン2体でブロックされた《ラクサーシャの死与え》も再生させられ1マナを残すのみとなった。

 石原が《英雄の破滅》を持っていることを知っている石田、《対立の終結》が無いことを祈りながら《黄金牙、タシグル》も追加し単体除去1枚では《頂点捕食者、ガラク》を守れない場を作るが、石原の手からは《英雄の破滅》が2枚。《頂点捕食者、ガラク》は悠々とビーストを生み出し《ラクサーシャの死与え》を手玉に取る。
しかし、石田は《クルフィックスの狩猟者》経由で《始まりの木の管理人》を見つけ出す。このカードは見逃せない石原だが、《クルフィックスの狩猟者》と《ラクサーシャの死与え》の再生パンプによりマナが立っていない石田の《ラクサーシャの死与え》を対処。《頂点捕食者、ガラク》は失われてしまう物の《包囲サイ》によりまだ耐える。

 《始まりの木の管理人》を出され、そのどこまでも膨れ上がるだろうクリーチャーをどうにかしなければならない石原だが、ここで再び《頂点捕食者、ガラク》。一回のプラスを挟み、次ターンでのマイナスで《始まりの木の管理人》を除去、さらに《包囲サイ》と万全な場を作り出す。

 石田も《幼名鬣のライオン》を即怪物化、続けて《包囲サイ》と譲らないが、ここで残り時間5分のアナウンス。大急ぎで場を打開するカードを引かなければならない両者だが、お互いに3ターン程経過しても引けず。このまま延長ターンに突入かと言うところで、石原が引き当てたのは《精霊龍、ウギン》。

 《精霊龍、ウギン》はプラスを使い続け石田のライフを削り取りにかかりつつ奥義を狙う。石田も《真面目な訪問者、ソリン》を引けた物の《頂点捕食者、ガラク》によるビーストと《包囲サイ》により攻撃が届かない。

 追加ターンに突入した2ターン目、石原は《精霊龍、ウギン》の奥義を発動。引いたカードの中には《太陽の勇者、エルズペス》。それにより石田のクリーチャーを減らした石原は《頂点捕食者、ガラク》の奥義も使い、全軍+5/+5の修正。接死トランプルの総パワー50点超えでの突撃は受けきることが出来ない。

石原 2-1 石田

石原 win!
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