by Tatsuo Sekimoto
Richmondへの名誉ある切符をかけた予選ラウンドもついに最終。
Top8への最後の1つの椅子をめぐって争う二人の戦いをお送りしよう。
二人ともレガシー熱は高く明日のBMO Legacyも参加予定とのこと。だが、ここで勝てるに越したことはない。
Game1
先手の林は早々にキープ。対する後手の鈴池は悩んだ末に7枚でキープ。
鈴池は《僧院の速槍》スタート。いきなり林にアタックを仕掛ける。
林も返すターンには《Hymn to Tourach》で応戦。しかし、これは鈴池の《目くらまし》が刺さり不発に終わる。
鈴池は《定業》プレイして、占術は2枚ともボトムを選択。果敢で一回り大きくなった《僧院の速槍》で林に攻撃を仕掛ける。
だが、林も黙っていない。《不毛の大地》起動して鈴池の唯一の土地である《Volcanic Island》を破壊し、もう一度《Hymn to Tourach》。
今度は通り、鈴池の手札を奪うことに成功する。
だが、依然盤面の主導権を握っているのは鈴池。《僧院の速槍》で殴り、林のライフは残り16点。
鈴池は《秘密を掘り下げる者》を追加してターンを終了する。
しかし、林の反撃が止まらない。2度目の《不毛の大地》で鈴池の《Underground Sea》を破壊し、3度目（！）の《Hymn to Tourach》で手札を奪う
。
このディスカードで《終止》が墓地に落ち、鈴池のデッキがグリクシスデルバーであることが判明する。
土地に続き手札も消し飛ばされる形となった鈴池。だが《秘密を掘り下げる者》は変身し、《僧院の速槍》と合わせ林の残りライフを12点にする。
鈴池の後続を断ったものの、これ以上ダメージを受けるのは避けたい林。《昆虫の逸脱者》を対象に《突然の衰微》を唱え盤面の鎮静化を図る。
林は《タルモゴイフ》を展開し、さらに《稲妻》で《僧院の速槍》を除去。
林も3色目の色を見せることによってようやく両者のデッキが明らかになる。
林は《闇の腹心》を場に出すが、《稲妻》によって即座に焼かれる。
ここまでの攻防で十分に墓地が越えた鈴池。《時を越えた探索》で新たな戦力を補給する。
《タルモゴイフ》に殴られ続ける鈴池のライフは残り8点と厳しい。しかし、林も自身の《思考囲い》などでライフを失い残り6。
ここで鈴池は《若き紅蓮術士》から《ギタクシア派の調査》でトークンを並べてさらに《秘密を掘り下げる者》。
《秘密を掘り下げる者》が変身さえすれば、このダメージレースをひっくり返せる可能性がある。
だが、先に戦力を揃えたのは林。《漁る軟泥》をプレイし、自身の墓地の《闇の腹心》を追放。貴重な1点ゲインだ。
鈴池のアップキープに《秘密を掘り下げる者》の変身はなし。地上は《タルモゴイフ》が立ちはだかり鈴池は殴ることが出来ない。
ライフの無い鈴池は林の《タルモゴイフ》と《漁る軟泥》を止めるためにチャンプブロック。
とうとう地上戦力まで失ってしまった鈴池はドローを見て投了した。
鈴池 0-1 林
Game2
先手の鈴池はワンマリガン。《Underground Sea》から《定業》唱え先手1ターン目を終える。
後手の林は《新緑の地下墓地》セットでエンド。
鈴池は《汚染された三角州》から《Volcanic Island》をフェッチして《僧院の速槍》。林のライフ19にする。
さらに次のターンには2枚目の《僧院の速槍》唱え、2体とも走らせる。
林はセットしてある《新緑の地下墓地》を2枚起動して《僧院の速槍》1体を《突然の衰微》で除去。だが1点は通り、林のライフはこれで16。
鈴池の攻め手は尽きない。《若き紅蓮術士》を唱え、徐々に戦線を横に広げる。
林は《Hymn to Tourach》。これで鈴池の手札は1枚。落ちたのは《若き紅蓮術士》と《時を越えた探索》。
鈴池は2体目の《若き紅蓮術士》を並べた上で《ギタクシア派の調査》。都合2体のトークンが出る誘発と果敢が1つ誘発した。
これにスタックで林は《僧院の速槍》を《突然の衰微》で除去。ダメージを少しでも抑える。
《若き紅蓮術士》1体のみが林に殴りかかって林の残りライフは11。すでに鈴池の戦場は盤石なもので、このまま押し切るものと思われた。
しかし、ここで林の《ゴルガリの魔除け》により鈴池のクリーチャーが全滅。
さらに《Chains of Mephistopheles》で鈴池のドロースペルを封じる。
遂に林が攻める番に回った。《死儀礼のシャーマン》と《漁る軟泥》をまずは投入。《漁る軟泥》は《終止》で除去されるも、《死儀礼のシャーマ
ン》は残る。
続けて林は《窒息》。鈴池の土地は《Volcanic Island》2、《Underground Sea》2と全て島。回避することが出来ない。
鈴池は林が出した《闇の腹心》を処理する方法を探すために《時を越えた探索》をプレイする。
鈴池《二股の稲妻》で《闇の腹心》を除去する。だが、これで鈴池のアンタップ状態の土地は《Underground Sea》1枚のみ。
その間も生き残った《死儀礼のシャーマン》が鈴池のライフを着実に減らす。鈴池の残りライフは11点。
林は今度こそ詰めきるために《仕組まれた疫病》をプレイ。指定は人間。
それを聞いた鈴池は静かにカードをたたんだ。
立ちはだかったのはエンチャント。グリクシスカラーでは触ることが難しいパーマネントだった。
鈴池 0-2 林
林 win!
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