by
林 翔也
3色の氏族が隆盛しがちな現在のスタンダードで、単色同士のデッキがぶつかり合うこととなった。素早くライフを削りきることに特化した赤単、素早くファッティを出すことに特化した緑単。どちらが素早く対戦相手を打ち倒すこが出来るだろうか。
GAME1
大宮は《火飲みのサテュロス》から加藤の《エルフの神秘家》を《灼熱の血》で除去と早々にマウントを取りにいく立ち上がり。しかし加藤は《旅するサテュロス》と黙する事無く展開。
《ゴブリンの熟練扇動者》を送りこむ大宮だが、トークンは《旅するサテュロス》にブロックされ通ったのは2点のみ。加藤の《世界を喰らう者、ポルクラノス》を《ゴブリンの熟練扇動者》をブロックさせての《かき立てる炎》と大きくライフを詰める事が出来ない。加藤がフルタップで出した《世界を目覚めさせる者、ニッサ》も殴って対処せざるを得ないが、大宮が《国境地帯の匪賊》を追加したところで加藤のクリーチャー展開はストップ。
それでも加藤はただ殴られるだけには留まらず、《巫師の天啓》によって4点のライフと2枚のカードを獲得。
大宮は《火飲みのサテュロス》を加藤の4/4の《森》と交換するものの、その代償は6点のライフとあまり馬鹿にならない。加藤が《ニクスの祭殿、ニクソス》《森の女人像》《開拓地の包囲》と次ターンでのビッグアクションをちらつかせてくるのだが、思うようにライフを詰める事が出来ず。ライフを10点残した加藤が《世界を喰らう者、ポルクラノス》と《女王スズメバチ》を悠々と場に出したところで大宮は投了。
大宮 0-1 加藤
GAME2
大宮は《僧院の速槍》《大歓楽の幻霊》で攻めたてる体制だが、加藤も《森の女人像》で対抗。さらなる《僧院の速槍》が追加されるものの、《大歓楽の幻霊》がブロックされてしまえば2点しか通らず。《激情のゴブリン》で追加されるであろうブロッカーに睨みを利かせるが、出てきたのは除去にもなる《世界を喰らう者、ポルクラノス》。
それでも《激情のゴブリン》は仕事をこなし、続くターンは《弧状の稲妻》本体と《激情のゴブリン》の仕事、さらに果敢が誘発した《僧院の速槍》2体も合わせての10点ダメージによりライフが4。このままでは数と火力によって押し切られそうだが、加藤は《ニクスの祭殿、ニクス》を置いての《ナイレアの信奉者》によりライフを9と高めに維持しつつブロッカーも用意。
再びの《世界を喰らう者、ポルクラノス》を止められてのフルアタックには《大歓楽の幻霊》を《ナイレアの信奉者》、《僧院の速槍》を《森の女人像》で止めライフ7。
加藤は《クルフィックスの狩猟者》からの《森》、《巫師の天啓》でライフを戻しつつ5枚のドロー。トップには《起源のハイドラ》ととても強く、大宮の勢いはここで止められてしまう形に。さらに《旅するサテュロス》により、次ターンは巨大すぎる《起源のハイドラ》の登場が約束された。
《軍属童の突発》によってせめてものブロッカーを用意しようとするが、X=21でプレイされた《起源のハイドラ》を目の辺りにすると心が折れてしまった。
大宮 0-2 加藤
加藤 win!
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